本記事では、個別指導塾のバイトが稼げない理由を簡潔に説明した上で、バイト代を十分に稼げるようになるための3つの方法を伝授します。
もちろん、講習の時期にシフトを入れるといった当たり前のことは書きません。
「本質を突いた記事」を書いてますので、ぜひ参考にしてください!
では早速、塾バイトが稼げない理由について見ていきましょう~。
なぜ塾バイトは稼げないのか
個別指導の塾では、「時間指定制」ではなく、「授業コマ数」でシフト申請を行います。
例えば、○月△日月曜日に3コマといった感じです。
それに合わせて、バイト代も「時給制」ではなく「コマ給制」となります。
具体的な金額としては、1コマにつき「コマ給(60~90分)+授業後作業手当(10~20分)」合わせて1200~2000円程度でしょうか。
ではここで、1つ目の稼げない理由を紹介します。
ポイントは、授業前後の事務作業は作業手当分(約15分)を超えた時点で無給になることです。
したがって、仕事が遅いと換算時給が低くなっていくんです・・・。
特に、バイトに慣れていない時期は仕事内容や時間の使い方がわからないため、帰るのが遅くなりがちです。
その他にも、新規生徒の「体験授業」を任された場合、事務作業が増えて帰るのが遅くなります。
まさに、コマ給制のデメリットと言えるでしょう。
また、家から遠い職場を選んだ場合、多大な通勤時間がかかるため、換算時給が低くなることも覚えておきましょう。
2つ目の稼げない理由は、シフトに入れるかどうかは生徒に依存することです。
講習期間でない限り生徒の授業自体が少ないため、例に挙げた3コマ分の申請は通らず、0~2コマ程度のシフトになることも多いことです。
おまけに、自分が教えることができる教科に対応した生徒が希望シフト内にいるとも限りません。
この兼ね合いがシフトを組む上で難しいんです。
結論、求人表に掲示されている給料とは「ほとんど一致しない」ことだけは覚えておきましょう。
稼ぐ側になるための3つの方法
時間外業務を効率化する
仕事を早くできるようになりましょう。
コツは仕事ができる先輩講師の動きを見ることと、わからないことは聞くことです。
その上で、以下の3点をなるべく早くクリアしましょう
- 塾にある教科書・参考書の名前と難易度、特徴を覚える
- 生徒全員の顔と名前、性格、学力(学校名)を覚える
- 講師研修会・勉強会に3回以上参加する
①、②を同時並行で行っていけば、その生徒に合った授業や課題を出すことができるようになります。
これによって、授業の生産性が向上することに加え、課題選びの時間を大幅に短縮することができ、余った時間は事務作業に回せます。
また、③に参加することで、基本的な業務内容や授業マニュアルの確認、授業のロールプレイングなどで、業務の基礎を学べます。
何より、先輩講師陣と仲良くなれる大チャンスです。
頼れる先輩講師をつくるためにも頑張って行きましょう。
この3点をクリアした頃には、きっと仕事が早くなっていますよ。
人気講師になる
生徒に名前を覚えてもらえるような講師になりましょう。
トーク、外見の良さ、教え方の上手さなど何でもいいです。
そこから生徒に指名してもらえることがあれば、その生徒の授業日にシフトを入れれば出勤が確定しますからね。
さらに、その生徒の口コミが広がっていき、最終的には人気講師になることができるでしょう。
しかし、塾講師になったばかりの頃は、生徒に人気な先輩講師が既にいると思います。
自分もそうなろうと生徒にグイグイいってはいけません。
生徒との信頼関係は時間をかけて作るものです。
そこでまずは、人気のある先輩講師と講師研修会・勉強会、プライベートなどを通して仲良くなりましょう。
それができれば先輩講師が授業中の雑談などで名前を出してくれたり、エピソードを話したりします。
それに伴って生徒の警戒心も低くなっていくので、そこから「聞き7:話3」ぐらいの割合で徐々に仲良くなっていくことをおすすめします。
ある程度仲良くなったら、自習しているときにちょっとだけ話しかけたりするといった工夫を凝らしていけると良いですね。
誰だって目をかけてもらえることは嬉しいものです。
蛇足かもしれませんが、先輩講師陣が卒業する(辞める)まで続けることも重要です。
その頃にはきっと仲のいい生徒ができていますよ。
何事も「継続は力なり」です!
教室長の信頼を得る
教室長に頼られる存在になりましょう。
教室長の信頼を得るメリットは、新たな仕事を任せてもらえることにあります。
例えば、数研や漢検といった資格試験や中高生の模擬試験、PCへの打ち込み、校門前でのチラシ配布などがあります。
例外もありますが、これらの業務は塾の授業がある夕方~夜に被らない時間に行うことが多く、その日の授業と合わせればより長い時間働くことができます。
このような業務もできるようになればコマ給がもう1~2段上昇するので、まさに一石二鳥です。
ただし、有能すぎるとポジション(主任・副主任)が上がることもあり、生徒の受験計画を立てるといったシリアスな仕事も請け負うことも増えていきます。
その分、特別待遇が付きますが、人によっては大変かもしれません。
シリアスな仕事が苦手な人は「適度に仕事ができる人」ぐらいのポジションをキープしつつ、あまり業務に深入りしないことをおすすめします笑
まとめ
では最後に、稼ぐ3つの方法を端的にまとめたいと思います。
- 換算時給をできるだけ低くしないために授業時間外の業務を効率化する
- 自分の担当生徒を得るために人気講師になる
- 新たな仕事を得るために教室長の信頼を得る
具体的な方法については各テーマごとにまとめておりますので、よければご覧ください。
稼ぐことは難しい塾バイトですが、非常にやりがいの大きい仕事でもあります。
生徒の成長を間近で見たいという方は積極的に挑戦してみてくださいね。
長くなりましたが、以上とさせていただきます。
最後まで見ていただきありがとうございました!