今回は、私の家庭教師バイト時代の経験をもとに、家庭教師バイトをやっていく中で必要だと思ったことをまとめていこうと思います。
最後に「家庭教師に向いている人」についてもまとめていますので、これから家庭教師のバイトをやろうと考えている人もぜひ参考にしてください!
生徒・親御さんとの関わり方
まず家庭教師のアルバイトをしていく上で必ず関わる事になるのが生徒さん、親御さんです。
それぞれ対応の仕方・マナーに少し違いがあるので、詳しく見ていきましょう
生徒さん
まず、生徒さんと関わるときは、以下の点に気を付けて対応しましょう。
①生徒は家に先生が来て緊張している
②年上の人(先生)と1対1で話すことに慣れていない
初めましてのときは気遣いがとても大事です!
初日は自分自身も緊張しているかもしれませんが、それ以上に生徒さんが緊張している可能性があります。
生徒さんによっては、黙り込んでしまう場合もあるので、初日から勉強を教えることは控えましょう。
もちろん、60分~90分間授業を行っていく中で、すぐに仲良くなれるときもあります。
なので、途中から「じゃあ今学校で習ってるところ復習でやってみよっか」と勉強へ誘うのは◎です
また、家庭教師は毎日ではなく、週1~3回であることがほとんどです。
例えば、週に1回だとすると、なかなか仲良くなるまでに時間がかかりそうですよね…
なので1回の授業で仲良くなろうとするのではなく、徐々に距離を縮めていきましょう
趣味や得意科目、苦手科目、学校でのあだ名などを聞いてみると話のタネになりやすいです!
親御さん
次に、親御さんとの関わり方です。
親御さんはどんな先生が来るのか、ちゃんと自分の子に勉強を教えてくれるのかを心配しています。
払拭…とまでは言いませんが、まずはハキハキ話すことで、親御さんにも安心してもらえるようにしましょう。
加えて、好印象を与えるには服装も重要な要素です。
塾講師と異なりスーツが必須ではないところがほとんどかと思いますが、例えばちょっとその辺まで出歩くときに着るような服や派手な服はやめましょう。
清潔感があり、フォーマルな服装で行くのが望ましいです。
また、大学生が家庭教師のバイトをしている場合、親御さんは自分よりも年上であることがほとんどかと思います。
そのため、言葉遣いに注意し、敬語を徹底しましょう。
補足:ご厚意の頂き物について
生徒・親御さんからの頂き物は、もじもじせずに有り難く頂戴しましょう。
わざわざ自分のために準備してくださっている場合もあります。
生徒さん指導中のお茶やお菓子は、生徒さんにひと言断りを入れて頂くと良いです。
また、使える物やお礼の品を頂くこともありますが、これは丁寧に感謝をして、頂くのがベストです。
マフラーや「成績が上がったので…」とお礼に金一封を頂いたこともありました!
教える際のポイントについて
最初の授業の日は基本的に勉強をしない
家庭教師として、生徒さんへの最初の授業の際には、自分自身も上手く教えられるか、さらには上手く話せるか、緊張すると思います。それは生徒さんも同じで、特に家庭教師を初めて雇うご家族の場合、親さんもどのような人が家庭教師としていらっしゃるのか気になっているかと思います。
なので、最初の日は授業はしないようにしています。
最初の日は自己紹介をして、学校はどんな感じ?とか、あだ名で何って呼ばれているの?とか、そういった何気ない話をして、自分のことも生徒さんのことも、どちらもよく理解しましょう。
そのようにして、信頼関係を築くことが家庭教師をやっていく上で一番大事なことだと思います。
普段の授業は予習・復習を網羅するようにする
家庭教師を初めて1か月、2か月ぐらいは普段どんな風に勉強しているのか、学校での授業のスピード、それに対する生徒さんの理解力を中心に見て行ってあげると良いです◎
そして、できればその「特徴」をメモにして、常に確認するようにしましょう。
悪い癖(例:集中力が続かない)←本人には言わないこと
本人が自覚していないが成長した部分(例:集中力が続く時間が○○分伸びた)
成長した部分は発見したら褒めてあげましょう!
人間だれしも褒められると嬉しいですが、それが自分自身でも気づいていない部分だとなお嬉しいものです(*ノωノ)
常に気づいてあげられて、かつ、親御さんにも報告できるととても良いですね◎
また、親御さんには毎回の授業ごとに「今日はこんな勉強をしました」「こんなことができるようになりました」って報告をするようにしましょう。
それによって、親御さんは安心して勉強を任せることができますし、生徒さんは、親さんからも褒められて増々やる気を出してくれる可能性もあります(*‘∀‘)
そして生徒さんの理解力などが分かってきたら、授業の予習をするか、復習をするか、考えて授業を構成していきます。
授業スピードが速いけれど、付いていけている場合は、予習を行うことで、学校の授業ではより深い授業に繋がる可能性があります。
この辺は生徒さんに合わせてやっていきましょう
テストが返ってきたら褒める・直しも必ず!
テストが返却されたら通常の予習・復習の授業に戻る前に、テストを一緒に見るようにしましょう。
そしてまずは「お疲れ様、頑張ったね」って褒めてあげましょう。
この一言が重要です!
そして、点数も大事ですが、どこをどのように間違えたのか、どうしたら防げたのか、一緒に考えましょう。
考えた上でテスト直しをします。
家庭教師が居なくてもこれが頭の中でできてしまう人もいますが、まずはこれが基本です。
試験 → 採点 → 何故間違えたか → 直し
のサイクルでやっていきましょう。
家庭教師に向いている人とは
ズバリ家庭教師に向いている人は、
①生徒と1対1でも物怖じしない人
②生徒のために計画を立て、実行できる人
だと思います。
①に関しては、いわゆるコミュニケーション能力とも言えるかもしれません。
こちらから話題を出すこと、相手(生徒や生徒の保護者さん)にしっかり声の届く大きさで話すことができることなど、1人で家庭教師先の家に行っても変にモジモジしない人には向いていると思います。
しかし「今はそんなにコミュニケーション能力が高くない…」と諦めてしまう必要はありません。
家庭教師に先生として登録する際に多少の面接や研修はあるところが多いですし、家庭教師をやっていく中で、少しずつ話せるようになったりします。
それでも心配で、ちゃんとした研修等を受けてから生徒を持ちたい!ということであれば、塾講師をやってみるのもひとつの手だと思います。
②については、塾講師と大きく違うところかもしれません。
塾の場合、ある程度のカリキュラムや授業の進め方が決まっていることが多く、マニュアルに沿って進めていけば、教えるのが初めてであってもある程度何とかなります。笑
しかし、家庭教師はマニュアルはほとんどありませんし、適当にやればその分「生徒の成績が上がらない」というマイナスなイメージとして返ってくる場合もあります。
自分自身が当時の勉強をどのようにしていたかを思い出して、それを生徒に工夫して伝えることができる人には家庭教師はとても向いているといえるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
家庭教師は時給も高く、融通も効くため、大学生にはオススメのバイトであると言えるでしょう。
しかし逆に、個人で動かなければならないことも多いため、一人一人の生徒に合わせた行動が必要なこともあります。
就活で家庭教師のバイトの話をすることはとてもネタになりやすいですし、就活の面接の際には人前で話すことに慣れていると有利に働くこともあると思いますので、今まさに家庭教師のバイトをしようか迷っている人は是非やってみると良いかと思います。