「オーセンティックバー」とは何かをご存知ですか?
日本オーセンティックバー連盟では「基本異性による接待を伴う遊興施設としてのバーとは一線を画した、レストラン、居酒屋等と同類の営業許可証を持つ飲食店」として紹介されています。
端的に言うと「本物の」バーです。
ここでは、もう1段上の雰囲気とお酒を嗜むことができるのです。
そんなオーセンティックバーをスマートに楽しみたくありませんか?
本記事では、大学生や初心者の方がオーセンティックバーを楽しむための基本的な知識(マナー・料金・予算など)と、おすすめのカクテルの頼み方をご紹介します。
ぜひこの記事を参考に、よりカッコいい自分への一歩を進めてくださいね。
では、早速参りましょう!
最低限知っておきたいマナー3選
カジュアルバーに比べ、オーセンティックバーではある程度のマナーが求められます。
オーセンティックバーに入る前には必ず確認しておきましょう!
服装について
服装だけで入店を拒否されることはほとんどありません。
しかし、以下のアイテムは極力避けましょう。
- 短パン
- ダメージジーンズ
- サンダル
もう一つ、店内では帽子を脱いでおこう!
これらを避けた上で、ややフォーマルな服装を意識しましょう。
例えば、男性の方は襟付きのシャツやシャツ+ジャケット、女性の方はワンピースやブラウスなどが挙げられます。
お店によってはドレスコードを求められることもありますのでリサーチしておきましょう!
他のお客様に迷惑をかけない
お店の雰囲気を壊すような行動は絶対に避けましょう。
特に注意して欲しいのが以下の4点です。
- 騒ぐ
- ナンパする
- 隣のお客様に執拗に絡む
- 泥酔して吐く、寝る
出禁になりますので注意してくださいね。
基本的に、他のお客様のパーソナルスペースを侵すようなことはしないでください。
騒ぎたいなら居酒屋に、出会いたいならカジュアルバーに行きましょう。
長居しすぎない
雰囲気は近いですが、オーセンティックバーはカフェの夜バージョンではありません。
本を読む、ゲームをする、スマートフォンを長時間触るといったことはやめましょう。
これは暗黙のルールです。
以上の行為で長居をしている場合、確実に注意されます。
個人的には、彼女か友人と2人で会話を楽しつつ、20~30分程度に一度カクテルをオーダー、2時間程度でお店を出る流れがスマートだと思います。
また、チェック(お会計)を済ませたら長居せずに帰りましょう!
ちょっと補足
- 人数は1~3名がベスト
- 持ち込みをしない(水やお茶など)
- バーテンダーさんの案内があるまで勝手に席に座らない
- 乾杯の際にグラスを合わせない(割れる恐れ有り)
- お会計ではなくチェック
個別に知っておくと良い5点を補足しました。
ここまでご紹介したマナーを守っていただければ絶対に大丈夫です。
大人の学び舎を楽しもう!
料金・予算はどれぐらい?
オーセンティックバーでは価格帯に大きな差はありません。
以下にまとめましたので参考にしてください。
□ チャージ料(席+チャーム料)\1,000~2,000
□ スタンダードなカクテル \1,200~1,500
□ 季節のフルーツカクテル \1,500~2,000
□ シャンパンベースのカクテル \2,000~
□ サービス料 料金×10%
カクテルを3~4杯飲むとすれば、一人あたりの予算は5,000~8,000円程度が妥当です。
彼女や友人にごちそうする場合は、15,000円ほど準備しておくと良いでしょう。
その他にも、杯数と予算をあらかじめ伝えてみるのもいいですね。
【初心者向け】カクテルの頼み方
先に結論を言います。
おすすめは「季節のフルーツカクテル」をオーダーすることです。
初心者の方は、メニュー表から知りもしないカクテルをオーダーしがちですが、オーセンティックバーでは居酒屋のような程度の低いカクテルは出てきませんので、イメージと大きく異なる場合があります。
一方、季節のフルーツを使ったカクテルは味をイメージしやすいだけでなく、カクテルの嗜好を伝えればイメージ通りの味にしてくれます。
なお、カクテルの嗜好には次のようなものが挙げられます。
- 甘い系かさっぱり系か
- 炭酸の有無
- アルコールの強弱(ショートかロングか)
(ショートはアルコールが強め、ロングは弱めになります)
このあたりの嗜好はバーテンダーさんに伝えましょう。
バーに慣れてきたらベースにしたいお酒を伝えてみるのもいいですね!
カクテルに使われる4大スピッツ(蒸留酒)
- ジン:比較的癖がなく、飲みやすい
- ウォッカ:女性向けで甘めのものと相性が良い
- ラム:甘い香りと独特の癖がある
- テキーラ:深みのある香りと味が特徴
以上を踏まえ、オーダー手順の一例を会話形式でご紹介します。
「今日はどんな季節のフルーツが入っていますか?」
本日は〇〇県産の巨峰、□□県産のシャインマスカットに△△県産のキウイフルーツがありますよ。
では、〇〇県産巨峰のロングカクテルを炭酸無し、少し甘めでお願いします。
かしこまりました。
以上です。ぜひ試してみてくださいね!
【ありがち】カクテル注文の際の注意点!
【初見かつ1~2杯目に】「マスターのおすすめを」
初見ではマスターはあなたのことを何も知りません。
嗜好がわからない状態でおすすめを出すことは不可能なんです。
それでもおすすめのカクテルを呑みたいという方は、マスターに嗜好が伝わり始める3杯目以降にお願いしましょう。
【初見で】「彼女に似合う一杯を」
映画の見すぎです。
先述したように、マスターはあなたのことを何も知りません。
端から見る分には非常に面白いですが、無意識に恥ずかしいことをしています。
初見でこのセリフを言うのだけは避けましょう。
「一番高い(安い)お酒を」
語彙力が低くく、かなりダサいです。
オーダーの表現の仕方を工夫しましょう。
例:「今日は彼女との記念日なんです。そこで少々高価なカクテルをお願いしてもいいですか?」
【余談】おすすめのオーセンティックバー
私がおすすめするオーセンティックバーは、福岡市中央区赤坂駅近くのビル6階にある「Bar Oscar(バー オスカー)」さんです。
オーナーバーテンダーの長友修一氏は、20代から銀座の名店で修業を積み、国内外のカクテルコンペで数多くの賞を受賞したバーテンダーの第一人者で、ダンディズム溢れる方です。
氏の作るカクテルは全て美味しかったですが、特にフルーツのカクテルが絶品でした。
緊張感のある雰囲気も良く、自信をもっておすすめできるお店です。
福岡に用事がある方はぜひ一度「Bar Oscar」を訪ねてみてくださいね!
詳細はこちらからどうぞ!
まとめ
最後に、ここまでのおさらいをしましょう!
- 服装は一定のフォーマルさを意識
- 雰囲気を壊す行動をとらない
- 長居しすぎない
- 予算は一人5,000~8,000円
- 季節のカクテルを嗜好を伝えてオーダーしてみる
【料金詳細】
□ チャージ料(席+チャーム料)\1,000~2,000
□ スタンダードなカクテル \1,200~1,500
□ 季節のフルーツカクテル \1,500~2,000
□ シャンパンベースのカクテル \2,000~
□ サービス料 料金×10%
確認お疲れ様でした!
本記事では、大学生や初心者の方でもオーセンティックバーを楽しむための基本的な知識とおすすめのカクテルの頼み方をご紹介いたしました。
本記事がオーセンティックバーデビューのきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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