今回は143cmの女子大学生が実際に取得したバイクの免許について解説していきたいと思います。
今まさにバイクの免許を取るために教習所に通っている方も、体格に自信がなくてバイクの免許を取りに行くか迷っている方も、実は明日が卒研で今からドキドキしている方も!最終確認として使っていただける内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください!
バイクの検定:コースについて
検定のコースは当日にしか決定しませんが、教習中に練習したコースから選ばれるようになっています。
また検定前日は、過去に行われた検定のコースから先生が予想したコースの練習を行うことができます。
バイクは普通車と違って、検定員の方が隣で指示を出してはくれません。(コースを間違えたら先生が無線でコースへの復帰方法を言ってくれる場合もあるそうです)
もちろんコースを間違えたからといって減点されるわけではありませんが、コースに復帰するまでも検定対象となってしまうので、あらぬ所でコケたりすると一発アウトになります( ゚Д゚)
なのでコースは確実に覚えておくべきですね・・・
普通車の検定でも同じことが言えますが、検定当日や検定直前、検定中は絶対緊張します(過去に緊張しないことが無かった人です←)。
当日何が起こるかわからないので、事前準備としてコースは覚えておいて絶対損はないですよ!!!
検定員に見られているポイント
発進・停止
バイクにとって最も重要であり、最も難関でもある「発進・停止」。
あきちゃんはこれがめっちゃくっちゃ苦手でした・・・
検定前日も停止の際、転びました・・・
バイクにはタイヤが2本しかありません。そのため、バランスをとるには「速さ」が必要になってきます。
しかし、発進の際には、速度がゼロの状態からタイヤが2本で安定する速度まで自分で速度を上げなくてはなりませんし、
当然、停止の際には速度がゼロの状態にして止まらなければなりません。
これが本当に苦手でした・・・
そもそも私の身長(143cm)では、バイクにまたがった時、足の先がギリッギリつま先だけちょこんと地面に着くぐらいしかありません。
なので、2本のタイヤが真っ直ぐになっている時でないと足で支えることはまず不可能です。
これは足がちゃんと地面に着く・着かないの話ではないかもしれませんが、本当に大事なことです。
タイヤが2本しかない = バランスを崩しやすい = 真っ直ぐ止まらないとコケる
これを常に頭に叩き込んでおくことが大事ですね。
S字・8の字・クランク
ここからは、発進・停止以外に課される課題についてです。
S字と8の字は文字通りくねくねした道をスラスラとバランスを崩さずに通れるか、また、出口で安全確認ができるかをテストする課題です。
バイクの小回りの良さを上手く利用できるかどうかが試されます。
普通車でもS字の課題がありますが、その課題と同じような感じです。
普通車のときとは比べると、S字の道幅や全体の大きさは小さくなりますが、バイクの基本的な動作のひとつなので、これが出来ないとバイクに乗れないといっても過言ではありません。(と車校の先生が仰っていました、、、)
ポイントととしては①目線は遠く、②ハンドルは切るというより押す、③体重による重心移動でバイクを動かすことだと思います。
クランクはくねくねでは無く、かくかくした道を低速で走行できるかどうかが試されるものです。
S字と異なり、ゆっくりゆっくり進んでいくので、ギアはローで行くことが多いかと思います。
こちらもポイントとしては、①目線は遠く、②ハンドルは切るというより押す
速さが無いので、重心移動はあまり重要ではない気がします。不安や転倒の恐怖はありますが、とにかく目線を下げちゃダメです!!!
目線を下げるな!が合言葉です笑
以上のポイントを意識しておきましょう!
指定速度(時速40キロ)で直進を走る
わざわざ項目を分ける必要も無いかもしれませんが、、、
普通車で所内を走るときも「30キロまで頑張って出して~」と教官に言われたことはないですか?
バイクの場合、これが40キロで出して~と言われます。
そして検定時も時速40キロを出して、カーブに差し掛かったらしっかり減速して曲がれるかどうかを検定員に見られます。
バイクの教習が始まったばかりの時は怖いですが、徐々に慣れてきて時速40キロを出せるようになります。
検定のときも恐れずに速度を出せるように、普段から練習ですね・・・!
坂道発進
マニュアル(MT)バイクの卒業検定の場合、坂道発進は少し厄介です。
坂道発進は①リアブレーキで坂道上に停まる、②アクセルを回す、③半クラッチの状態を作り、④リアブレーキを離し発進する、という手順で行います。
坂道発進の際、アクセルを回して、半クラッチの状態を作ると、①回転数、②アクセルの音、③バイク後輪の沈み加減、に変化があります。
このどれか1つで良いので、絶対的自信を持って今が半クラッチの状態だ!!って言えるものがあると、坂道発進で失敗の恐れは無いと思います。
ちなみに私はアクセルの音を聞き分けてました。
半クラッチ音であればYouTubeでも聞けますので、イメージトレーニングに活用してみてください!
スラローム
いよいよバイク特有の課題です。
スラロームは5つのコーン(パイロン)を左右にジグザグと8秒以内に通り抜ける課題です。
ギアはセカンドで入り、バイクが倒れないようにアクセルを時々ふかしながら進んでいきます。
持論ですがこのスラローム、身体が小柄な方のほうが上手くできると思うんです。
理由を少し解説します。
まず小柄だと嫌でもバイクにしがみつくような体勢になり、少し前かがみにならないとハンドルが握れません。
するとバイクのタンク部分にしっかりしがみつくことができ、バイクの教習中ではよく言われるニーグリップが必然的にできるようになります。
そしてニーグリップができると、自分の体重がバイクにしっかりと乗り、バイクが多少傾いても安定した良い走りができるようになるからです。
スラロームの課題を超えるためには、バイクが多少傾いても倒れない安定性とそれを維持するエンジン(スロットル)のふかし具合&タイミングがとても大事です!
小柄さんは、バイクとの一体化してしっかりとしたニーグリップをすることができる傾向が強いので、自信をもっていきましょう。
余談ですが、私はスラロームが大得意でした。自分に自信のある項目がひとつでもあると卒検でも安心材料になるので、教習中に得意な項目を見つけておくと良いかもしれません!
急制動
急制動とは時速40キロのスピードで入り、停止線までに停まるという課題です。
恐怖との戦い!
イメージは、早めに時速40キロのスピードをつくって維持。からのブレーキをかけて良い位置のコーン(パイロン)に差し掛かったらブレーキをかける!→ 停止!です笑
という言葉では簡単に言えてしまうものです。
しかしながら、急制動は決して急ブレーキができるかどうかの課題ではなく、安全に停まれるかどうかの課題です。
急ブレーキをかけないと停まれないわけではないので、自信をもっていきましょう。
ブレーキは「じわっと」握り、地面との接地面(摩擦力)を大きくして安全に止まることがコツです。
私も練習中では数えるほどしか成功していませんが、とにかく停止位置までに必ず停まること!これが最も大事なのでブレーキのかけ方は復習しておくと良いと思います。
一本橋
幅30cm、高さ5cm、長さ15mの直線平均台の上を普通二輪の場合、7秒以上で通過する課題です。
ここでも目線がとても重要になります。
まずは平均台から落ちないように、タイムはその次です。
平均台から落ちたら1発OUT!
ギアはロー。ブレーキを使って速度調節を行いますが、ローだけでも6秒後半のタイムにはなるので、あとはリアブレーキを少しだけ使いましょう。
苦手な人も多い課題です。最悪、タイムは切っても減点にしかならないので早めに抜けてしまうのもありですね。
障害物
この課題は普通車でもあったと思います。
故障車や、ハザードランプを出して停まっている車を車線を変えて抜いて、また元の車線にも戻る、という課題です。
ただ、普通車とは違い、バイクはカーブでも転ぶ可能性があるので、それだけ注意して走行します。
あとは左後方確認と、方向指示器を出すこと。
後方確認は忘れがちなので、必ずやらないと減点食らいます( ゚Д゚)
気をつけていこう!
終わりに一言
いかがだったでしょうか?
この記事が他の小柄だけどバイクに乗りたい!と思っている一人でも多くの方に読んでいただけたらと思っています。
身近にそのような方がいたら本記事を共有してもらえると嬉しいです。
何度も言いますが、私は身長が143cmしか無いので、発進・停止の時は特にコケやすかったです。
コケたらその時点で検定に落ちてしまうので、小柄な方は特に注意してくださいね!( ゚Д゚)
他にも何か聞きたいことなどありましたら、メインページ お問い合わせからお気軽にご連絡ください!
では、本記事は以上で終わろうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!